2025-01-01から1年間の記事一覧

百鬼園百物語(平凡社)への感想文

7月5日 土曜日 一日中エアコンをつけた自室のベッドで 内田百閒の【百鬼園百物語】を読んだ。 末尾にある東 雅夫氏の編集解説にこう書いてあった。 『近世このかた、怪談には付きものとなっている「百物語」 のスタイルで、百鬼園先生の怪異小品集全百篇を編…

床屋と図書館

6月28日 土曜日 昼過ぎに床屋に行った。 2000円の床屋の駐車場が埋まっていたので 車で通りすぎ、先の2500円の床屋の駐車場に停めた。 4台分のうちの2台目だった。 一人でこじんまりとやっているが安いわりに丁寧に時間をかける。 外からでは分からなかった…

訂正とお詫び

ひとつ前のブログ記事に間違いがあったため 以下のように訂正致しました。 初見のうろ覚えでの感想文でした。 申し訳ございません。 『しなこ(後妻)が目の前の子供歌舞伎の、 あてつけのような預言的脚本に、 イネ(前妻)の運命を幕間まで見てから、 イネ…

大正ロマン3部作

2025年6月15日 日曜日 先日還暦を迎えた同い年のいとこから速達で小箱が届いた。 あけてみると鈴木清順の映画のブルーレイだった。 そういえば、以前lineでいとこからこんなのが来た。 『「Zigeunerweisen」、スペイン人ヴァイオリニストのSarasateが作曲し…

室町時代の不思議な歌の音

なかきよの とおのねふりの みなめさめ なみのりふねの おとのよきかな 長(永)き夜(世)の 遠の(十の)睡りのみな目醒め 波乗り船の 音のよきかな 1584年 室町時代 作者不詳『運歩色葉集』より この歌は回文となっていて、後ろから読んでも同じである。 …

昭和の日

2025年4月29日 祝日 昭和の日 同い年のいとこと中延で待ち合わせて蛇窪神社へお参りした。 二人とも1965年生まれの還暦なので今年は5回目の巳年だ。 互いにいつしんでもおかしくないからこの世で会う機会があれば 会っておこう。いとこ曰く『明日ありと思う…

福岡前夜

高校、大学と友達を積極的につくることはなかった。 幼稚園、小学校、中学校と不思議な縁での友人達に囲まれて、 天真爛漫に過ごした。 全面的といえるほど影響を受けた、とすら思う。 そのうちの一人は生まれて初めての夏に子供用プールで出会って以来、 還…

人生で遊んでくれた、私にとっての名選手たち

1981年、高校に入り軟式テニス部に入った。当時硬式テニス部は殆ど無かった。 少なくとも公立では。今は公立でも硬式テニスが主流らしい? 同級に細身で長身のY君がいた。前衛だった。 軟式テニスの強豪中学校の打ち方なのか? 或いは天才の打ち方なのかわか…

キングファイルについて

テニスをするとその最中に必ず気づくことがある。 前回からの技術的な仮説と課題は、確信に変わることもあれば 机上の空論、畳の上の水練として散ることもある。 確信の後も、新たなパラダイムシフトで無効となりもする。 若い時からでもあるが、更に老化も…

スライスサーブについて

中学校の軟式テニス部は一度辞めたのだがまた入った。 2年生になって軟式テニス部の級友が 「もう球拾いしなくてよくなったからまた入ったら?」 入ることにした。 こわもての顧問は「そうか」とだけ云った。 入りなおして良かったと思う。 硬式とはラケッ…

ゴールデンウイーク

昨夜の暴風雨の中を小さいビートで帰途に就いた。 運転中タバコを吸って喫茶店とするため微かに左右の ウインドウを開ける。 吹き込み垂れる雨水に危機的状況な潜水艦の中の喫茶店。 冠水箇所にさしかかるたびに潜行を開始する。 速度を維持してモーターボー…

夜に太陽が顔を出し、自分に向かって歌を歌った

子供の頃でも美人はわかるのか、真理ちゃんとデイトという 番組と天地真理は好きだった記憶がある。子供向けかな。 天地真理はアイドルのはしりだったと思うが、思春期に さしかかってもアイドルに興味はなく、流行歌にもロック にも興味はなく、昔からその…

ジョン・マッケンローについて

1978年の春、中学に入って軟式テニス部に入った。 フェンスに沿って中腰になり、上級生の球拾いを延々としていた。 長距離走とうさぎ跳びが主な練習内容で帰宅時の疲労感は小学生時代 に味わったことのないものだった。 幼稚園時代を含めてもない。 いつ終わ…

鉛筆延長ホルダー

平成の終わりの年の年末から建設現場で働くようになって シャーペンより鉛筆を使うことが増えた。 小さくなった鉛筆を2・3本胸ポケットに入れておく。 先が丸くなった芯は落ちても折れない。ことが多い。 それでも仮設事務所ではシャーペンを使っていた。 会…

トゲの旅

3/21(金) 木材のささくれが人差し指のつけ根に横から刺さり 手のひらと指の境をまっすぐに深く入り込んだ。 人差し指つけ根の真ん中まで潜ってしまい取り出せない。 上から触ると激痛がする。 現場帰りに近くの駅前の皮膚科にいったら外科に行ってください …

らくらくホン

コロナ前、甲斐性のある小学校時代の女の子たちが毎年懐かしい○○先生を 呼んで同窓会を開いていた。5・6年生の頃の仲良しクラス。 ちょうど10年くらい失業していた頃で、毎年同窓会に行った。 毎年行ったのは暇だからというより、親友ばかりで先生が恩人だか…

つくもがみと我がアニミズム 或いは物持ちの良さについて

「陰陽雑記に云ふ。器物百年を経て、化して精霊を得てより人の心を誑かす、 これを付喪神と号すと云へり」 『付喪神絵巻』 このエアコンもう20年も使ってると友達が言うので、 うちもそれくらい使ってると言ったら、物持ちいいね、 それもう元採ってるよと笑…

車両暗号

幼少期から青年期にかけて、毎年お正月は埼玉県から都内の叔母さんの家へ 両親と年賀に行った。大好きなおばあちゃんと仲良しのいとこがいた。 明るく優しい叔母さんと豪快で優しい叔父さんがいつも暖かく迎えてくれた。 近くの遠くの親戚、気のいい伯父さん…

なくなったと思われるラーメン屋さん

府中の旭川ラーメン 大将 だったと思いますが、おいしかった。 福岡の元祖長浜ラーメン 港のはしっこにあって、海水っぽい薄さのあるスープで おいしかった。替え玉カタで。 所沢のはしっこのジャンボラーメン 麺が好みで、ゆで卵つきだった。 みんな何処へ…