還暦で幼稚園からやり直す

令和元年となる前の年の年末。

友人から電話があり、テニスかと思ったら

人がいないので手伝ってという仕事の話だった。

猫の手も借りたいので失業中の猫に電話した感じ。

 

それから7年たっても猫のまま。

建築2級試験は毎年落ちて受けるのをやめた。

勉強するということが全くできない人間に、

仕事をしながら勉強をするということは難しい。

積ん読中だが関連書籍だけはわくわくしながらたくさん買ったので、

少しずつでも読み物として読み、

幼稚園児のような絵を描きながら理解していく方向で歩き出したい。

これは他のことも含めて全般、多分そういうやり方しか

自分には無理だ。

 

今年の年末に還暦を迎えるという引退年齢にして

怠惰なるおのれの性質を友人に心ひそかに懺悔し

改めようという人生最後の方法が、園児のお絵描きだ。

 

もう要らないといわれれば解放されもするが、

そのつもりがあまり無さそうで、自身の引退も、

「60だからやめてもいいんだけど、どう思います?」にこにこ

「それはもったいない(友人がやめるのは)」と答えた。

「そうだよねえ もったいないよねえ 〇〇さんも続けます?」にこにこ

「ええまあ…」

 

一緒に働いてみてわかったことだが、

友人は公共施設の改修工事のプロだ。

一人で全て相手する知識と経験と能力はすさまじい。

用務員、事務員、雑務、のような感じでサポートするが、

一夜漬けでも場当たり的でも、準備をして工事に望まないと

さすがに心苦しくなってきた。

お絵描きを始めよう。

 

用務員としても職人さんに安全に快適に働いて

もらえるように努めよう。簡単な質問には明確に答えられるように。

なんとか有用に、力になれるようにサポートしよう。

その結末は天のみぞしるといったところだ。

 

このまま猫の手と開き直るのは人としてどうかと思うのだ。

閻魔様の前で総括を求められて、

疲れて酒飲んで寝てました。大体そんな感じです。

と言っても閻魔様は笑わないだろう。

 

他にもやりたいことはいくつかあるが、

他のやりたいことも全て生まれてこの方停滞している。

仕事に限ったことでは無い。

だから還暦を前に幼稚園児からやり直すつもりだ。

進めるには全ての知識、概念をお絵描きしながら把握するしかない。

テニス後のメモのように。